2026-04-08 (水) — Web ニュース 8件
4月7日〜8日は、AnthropicがClaude MythosプレビューとProject Glasswingコンソーシアムを発表。同日にARR300億ドル突破とGoogle・Broadcomとの3.5GW TPU大型契約も公開され、Anthropicの急拡大が鮮明となった。OpenAI・Anthropic・Googleの3社は中国の「adversarial distillation」対抗でも連携を強化。Meta Llama 4 Maverickの公開でオープンソースLLM競争も一段と激化した。
AnthropicがAWS・Apple・Google・Microsoft・Nvidiaなど大手企業参加の「Project Glasswing」コンソーシアムを発足し、未公開モデル「Claude Mythosプレビュー」の限定提供を開始。Mythosは過去数週間で主要OSや全ブラウザに存在するゼロデイ脆弱性を数千件発見する能力を示しており、Anthropicは「前例のないサイバーセキュリティ能力」と表現。その強力な能力から攻撃への悪用リスクを懸念し、一般公開は行わない方針。新たな安全策が整備されるまでMythos級モデルの本格展開は見送り。
AnthropicがGoogleとBroadcomとの新たな大型コンピュート契約を締結。2027年から年間3.5ギガワット規模のGPU TPU供給を受ける(現行の1GWから3.5倍増)。同日、年間収益ランレートが300億ドルを突破したことも発表(2025年末比3倍増)。Broadcomの2026年AI収益は210億ドル、2027年は420億ドルに達するとアナリストが試算しており、Broadcom株は当日6%上昇。Anthropicはすでに年間100万ドル以上を支出する企業顧客を1,000社超抱える。
OpenAI・Anthropic・Alphabetの3社がFrontier Model Forumを通じて、中国企業による自動プロンプト大量送信でモデルの挙動をコピーする「adversarial distillation」への対抗措置で連携開始。DeepSeek R1のリリース以降、米国モデルからの不正な知識抽出が業界全体の懸念に。米当局は年間数十億ドルの損失が生じていると推定しており、各社は利用規約違反の検出・ブロック強化と情報共有を進める。
MetaがLlama 4 Maverickのオープンウェイト版を公開。400Bパラメータ・1000万トークンのコンテキストウィンドウを備え、ローカル環境でも無料で実行可能。商用利用可能なMetaライセンス下で提供され、データプライバシーを重視する企業やコスト最適化ニーズに応える。GPT-5.4・Claude Opus 4.6らプロプライエタリモデルに対抗できるオープンソース最強クラスのオプションとして注目を集めている。
AnthropicがClaude Code向けのMessage Batches APIで最大トークン数をClaude Opus/Sonnet 4.6に対して300kに引き上げ。インタラクティブな「/powerup」コマンドによる学習機能、UIの改善(ダイアログ・フック・編集・スクロール・PowerShell権限)も追加された。3月末のnpm経由ソースコード流出(512,000行)対応が完了し、アーキテクチャへの注目が続く中での機能強化となった。
OpenAIがAI経済時代における政策提言を発表。主な柱は①公共の富を配分するAI基金の創設、②ロボット導入企業への税収を社会保障に活用するロボット税、③週4日労働制への補助金配分の3点。AI主導の経済成長の恩恵を広く配分し、富と権力の過度な集中を防ぐことを目標としており、IPO前に企業の社会的責任姿勢を示す狙いとも見られる。
GoogleがAndroid/iOS向けGoogle MapsナビゲーションにGemini 3.1 Flash Liveを統合し、従来のGoogle Assistantを置き換え。自然な会話テンポ・応答性が大幅に向上し、Android Autoにも対応。AIアシスタントがモバイルの基幹機能に深く組み込まれる動きが加速しており、マップという日常的なユースケースでのAI統合が進んだ。
Anthropicの年間収益ランレートが300億ドルを突破し、OpenAIの約250億ドルを上回り業界首位に立った。2025年末の90億ドルから半年足らずで3倍超の急成長。Claude Code・Claude Maxの普及とエンタープライズ契約の急拡大が牽引。TPU大型契約の発表と同日の公表で投資家の注目を集め、2026年内のIPO観測も浮上している。